愛高教は「戦争法」を廃止させ、憲法を守るための共同の運動をすすめるため、「戦争法の廃止を求める統一署名」(以下2000万人署名)を全教職員の過半数(5000筆)を目標にとりくみました。
とりくみにあたって、合同支部会議で、名古屋第一法律事務所久野由詠弁護士を講師に迎え、「2000万人署名」にとりくむ意義を学習しました。さらに過半数達成分会へスイーツの進呈、毎週の支部会議での経験交流や「2000万人署名推進ニュース」の発行などのとりくみをすすめました。
当初、職場で署名を取ることに対し、「住所も書いてもらわなきゃいけないし、正直言って重たい」「職員室では政治的な話題が出しにくい」「管理職から攻撃があるのでは?」など、不安の声もありました。しかし始めてみると、各職場からは、「職場新聞で署名の意義を知らせ署名をお願いすると、快く応じてくれた」「戦争は百害あって一利なしだ。憲法九条は今のままがいいと言って署名してくれた」などの声が寄せられ、多くの分会で職場過半数を達成することができました。中には1週間で職場の全教職員筆数を集めるなど、積極的なとりくみもあり、「一歩踏み出すことが大事」という教訓を得ることができました。集めた署名は3月末現在で6676筆になりました。今夏の参議院選挙から18歳選挙権が実施されることとなり、教育現場では主権者教育をどのように行っていくのかが重要な課題となります。憲法を守る義務を課せられた教職員が、憲法を守るために行動するのは当然のことであり、その姿を子どもたちに見せることも立派な主権者教育です。教え子を再び戦場に送らないために今後も行動していきます。