竹内 一馬(北医療生協)
昨年、平和を揺るがす大きな事件が起きました。戦争ができる国づくりへと駒を進める安全保障法制の提案です。戦後70年が終わる!と身震いしました。「戦争行きたくないよね。」「毎日デモやろうよ!」と同僚と話したのをきっかけに、翌日の15年5月28日から赤レンジャースーツを身にまとい、強行採決まで連続して82日間“毎日昼休みデモ”を行いました。
一風変わった格好のデモで地域からは注目の的に、手をふると通行人や団地のベランダから反応がありました。私のコールが上飯田中に響いていたようです。近所の喫茶店では、平和レンジャーが世間話に華を添えていました。
8月30日の国会包囲行動の後、近所の子どもが「戦争反対!」と言いながら×印を手で掲げ近づいてきた時、コールに詰まり涙がでそうになりました。連続した活動が地域で話題になり、家族で戦争の話をするきっかけになったと実感しました。
もう一つの活動は、Facebookで関連記事のシェアです。「デモに参加したい」「俺、安倍は嫌い!でも、国から仕事もらっているから反対できんのだよ。頑張ってな。」と初めて友人と政治談議をしました。
12万人の国会包囲行動、しどろもどろに答弁する安倍首相や、強行採決の瞬間は忘れません。報道の自由が奪われています。戦争に反対のキャスターや有名人は降板させられ、テレビからは真実が伝わってきません。国民を騙すような政治は許せません。現在は、毎週金曜日と9の付く日にデモを続けています。