航空自衛隊小牧基地は2000年頃の1500名から1800名・8部隊に増強され、空中給油機やイラク派兵に活用されたC130輸送機は日本で唯一配備されています。
さらに防衛大綱で決定された新空中輸送機(KC46A)が新たに3機調達され小牧基地に配備される可能性がでてきました。その新空中給油機は給油方式がこれまでの米空軍の方式にくわえ米海軍・海兵隊の方式も対応できるものとなっており、なんとオスプレイへの給油も可能と発表されています。
その小牧基地が戦争法の可決で、米軍が行う戦争のど真ん中に送り込まれようとしています。国会審議では、これまで憲法上許されてこなかった武器弾薬の輸送、そして空爆を行う戦闘機などへの空中給油などが、まともな答弁もないまま強行採決されてしまいました。安倍首相や中谷防衛大臣は「後方支援であり憲法違反でない」と答弁しましたが、戦争には前方も後方もないのが実態です。こんな戦争法は絶対廃止しかありません。
今年の小牧平和県民大会は、戦争法廃止、基地機能強化反対で民主党衆議院議員からのメッセージ、SEALDs TOUKAIの連帯挨拶、そして元小牧市長が個人的にではありますが参加するなど今までにない広がりを創り出しました。
県内各地でとりくまれている、戦争法廃止への運動をさらに大きく広げ、戦争法廃止の政権実現へ大いに力をつくしたいと思います。同時に、戦争法をはじめ、沖縄、TPPなどこのおおもとに日米安保条約があることを知らせ軍事同盟のない日本への展望を切り開くためにも力を尽くしたいと思います。