安倍内閣は、「カジノは日本の成長戦略の目玉」と「IR(カジノを中核とする統合型リゾート)」(14年6月)を推進している。全国世論調査は「カジノの手続きを「凍結する方がよい」は65%、「進めるほうがよい」は20%だった(朝日)。
大村知事は昨年12月、「カジノを含む統合型リゾートの中部空港島への誘致を視野に、IR関連事業者から事業計画などの意見募集をする」と発表し、同時に「MICEを核とした観光を進めたいと・・・と述べ・・・」た(朝日12・20)。河村名古屋市長は「中部空港島にIRは『厳しい』と否定的見解で三重県桑名市に誘致する案を示している」(朝日:12・24)。カジノ見本市が開かれた横浜市では(1月29日)、進出を競い合っている大手運営企業6社が出展。「IRはカジノ抜きではできない(マリーナベイサンズ・社長)」と講演している(赤旗1・30)。
愛知県・名古屋市は、カジノから手を引くべきだ。
また、愛知県はリニア中央新幹線2027年開業に合わせ、中部国際空港第二滑走路建設促進に躍起になっている。中部国際空港の離発着数は全国の空港の8番目。まだ滑走路1本の空港が残っている。過大な需要予測による第二滑走路建設促進は間違いだ。伊勢湾の子宮と言われた常滑沖の埋め立てにより漁業は壊滅的な打撃を受けた。再び残された漁場を奪い、環境を破壊することは許されない。
中部国際空港・関連開発問題を考えるネットワーク(中空ネット)は「自然壊すな ムダ使やめろ!環境破壊とムダな大型公共事業への監視・見直しを」掲げ運動を進めていきます。カジノNO!第二滑走路NO!の声をあげましょう。