【11.12.21】震災復興支援、さよなら原発 革新・岡崎の会ニュース発行No.94

震災復興支援、さよなら原発―2012年3月11日 菅生川河川敷

《厳しい冬を迎えるにあたり》
 被災者のみなさん、とりわけ仮設住宅で暮らさざるを得ない人々にとって、厳しい冬を迎えるにあたって日々の暮らしを送っていく上で、衣類、暖房器具など政府行政だけでなく、全国からの引き続く支援が求められています。

《粉ミルクから放射性セシウム》
 放射能汚染は思いもかけないところかに影響が出ています。お米からに続いて、生後9ヶ月以降の乳幼児向け粉ミルク「明治ステップ」(850グラム缶)の製品の一部から、1キログラム当たり最大30.8ベクレルの放射性セシウムが検出されたのです。食品大手の明治が12月6日に発表。
 東京電力は、浄化汚染水の漏出を起こしたばかりか、海洋汚染水の海洋放出まで検討中というのです。

《反省なく自己弁護満載》
 その東京電力は、12月2日、福島第一原発事故に関する社内事故調査委員会による中間報告書を発表しました。
 12月3日付中日新聞は、“外部指揮者による検証委員会は「過酷事故は起こりえないという『安全神話』から抜け出せなかったことが背景にあると指摘。これに対し、調査委員長の山崎正雄副社長は『私たちの見方は違う。できる限り安全対策に努めてきた』と、水かrを擁護する姿勢に終始した。”としています。
 野田政権が、世論の沈静化を待って、原発再稼動をねらっているとき、このまま許すようなことがあっては、大人の責任が果たせません。

《岡崎でも全国に呼応して》
 革新・岡崎の会は、大震災と原発事故から1年を迎える2012年3月11日(にち)に、震災復興支援、原発からの撤退を願い、全国の人々と呼応して、岡崎から声を上げようと、菅生川河川敷(太陽の城側)を確保しました。
 “脱原発”“原発ゼロ”“原発からの撤退”などスローガン、キャッチフレーズの違いを留保して、大きく団結してアピールできたらよいと思います。
みなさんの“さよなら原発”復興支援の思いをアピールできる集会にしたいと思います。
お知恵とお力をお貸しください。 

原発からの撤退、消費税増税反対、社会保障改悪反対!

 革新・岡崎の会は、毎月スーパー前で「くらしと平和を守り、政治革新」を訴える宣伝を行っています。
 12月は、6日(火)午前11時から1時間、ピアゴ矢作店前で「原発からのすみやかな撤退を」のチラシを配り、署名をお願いしました。

 東京電力福島第一原子力発電所の事故から9ヶ月にもなるのに、未だ収束のめども立っていません。多くの国民が、放射能汚染に不安を抱いています。政府は、直ちに原発からの撤退にカジを切り、再生可能な自然エネルギーの本格的導入に取り組むべきです。

 この日は、前日に政府・与党が消費税を増税し、社会保障を大改悪するという過去最悪の「一体改悪」を進めるため、「社会保障改革本部」を立ち上げ、野田首相が消費税増税の時期や上げ幅、社会保障改悪の具体案を盛り込んだ素案を年内にまとめるよう指示をした翌日でしたので、「消費税増税反対」や「年金などの社会保障改悪反対」も併せて訴えました。

 署名をしていただいた方からも、「消費税増税で社会保障改革はウソだ」と怒り心頭の声がありました。「原発からのすみやかな撤退を」や「消費税増税反対」・「年金などの社会保障改悪反対」の声と行動をさらに大きくしていきましょう。
N

「脱原発」の思いを確信に みんなで勉強しよう・日本の未来のために

 革新・岡崎の会主催の第2回原発学習会は、12月10日(土)13:30より、南部市民センター分館にて、代表世話人の川口三七雄さんの挨拶で始まりました。

 講師は愛知県原発センターの濱崎裕功さんです。

 カラー印刷の資料を基に、日本の原発の歴史と現状では、アメリカの軽水炉売り込みに乗り、原発推進を国策としてきたこと。新日米原子力協定締結により30年にわたり濃縮ウラン購入を義務付けされたこと。その大本に日米安保条約(第2条「経済条項」)があることが明らかにされました。

 意見では、鈴木まさ子岡崎市会議員から、岡崎市保健所に放射能測定機を設置したので、米、野菜等持ち込んで計測してもらい安心して欲しい、とありました。

質問(Q)と回答(A)
Q 新しい焼却炉を造った際に、2億円もかけて電力の売電のための鉄塔を建てた。近くの施設で発電した電力を使えないのか?
A 敷地(メーター)がちがうと使えない。
Q 福島原発事故での人体への影響は?
A まだ判らない。チェルノブイリ事故後10年経って乳ガンが増えている。
他にスリーマイル島事故、原子力を人類が制御できるのか、汚染水の海での影響、今後どうしたらいいのか、など質問が相次ぎました。

 最後に事務局長が、来年3月11日に全国の人々と呼応して声をあげていく集会への協力を訴えました。
N

このページをシェア