【14.10.10】元自衛官の立場で「護憲・平和」を訴えていく

水上学さん(青年ネットあいち会員)

 
 自衛官が職に就くにあたって宣誓する「服務の宣誓」には「集団的自衛権を行使し、海外に武力攻撃をする」とは、全く書かれていません。
 しかし、安倍・自民党政権は、日本国憲法や「宣誓」を踏みにじり、自衛隊を海外で「武力攻撃」させようというのです。
「集団的自衛権」は、イコール「戦争」です。「不戦の誓い」を唱えた「憲法第9条」に違反するのは、明らかです。2008年4月、名古屋高等裁判所で「自衛隊のイラク派兵は憲法違反」という画期的判決が下されましたが、「憲法の理念」に沿った判決であり、高く評価が出来ます。同時に、憲法違反の自衛隊が更なる憲法違反をした、との事実も証明されたのです。
 現在、自衛隊内部で嫌がらせを受けた人達が、相次いで訴訟を起こしています。名古屋でも、クウェートへの派遣中に重傷を負った小牧基地の元隊員が、訴訟を起こしています。自衛隊は、憲法が認める「個人の人格」をも歪めています。
 私は「憲法のありがたみ」を、重く感じています。「知る」「語る」「生きる」が凝縮されているからですし、「戦時中に生きた人達から現在・未来の国民に託されたメッセージ」であるからです。明文・解釈をとわず、憲法を変えることは、許せません。これからも、元自衛官の立場で「護憲・平和」を強く訴えていく決意です。

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