【17.07.17~18】革新・愛知の会 拡大世話人会開催

 
 7月17日~18日、蒲郡で革新・愛知の会拡大世話人会を開催しました。

 第一日目は乾友行全国革新懇事務室長の講演。休憩をはさんで村上事務室長から世話人会への提案が行われ討論。夜は夕食懇親会。第二日はひきつづき討論が行われました。

 (1)安倍政権支持率急落
 (2)「市民と野党の共闘」をどう進めるか
 (3)11月開催の全国交流会をどう成功させるか
 (4)地域職場青年の革新懇運動をどう強化・拡大するか
 ――これらを中心に活発な議論がなされた。

 開会挨拶は田辺準也代表世話人が行い、座長は榑松佐一さん(愛労連議長)、黒田二郎さん(東部革新懇事務室長)。

「市民と野党の共闘」の発展と革新懇運動の役割―統一戦線運動の新しい段階での革新懇運動と組織づくり―

 
 拡大世話人会での全国革新懇事務室長乾氏の講演内容を紹介します。(一部抜粋)

 (1)「市民と野党の共闘」は何をかかげているか――戦争法廃止、立憲主義回復、国政の私物化を許さないをことをめざしてつくられてきた。右とか左ではない。為政者に任せていていいのかとの思いでつくられてきた。これは三つの共同目標にもとづくものではない。しかし、政治の根本にかかわる領域での「共闘」だ。

 (2)「一点共闘」と革新懇運動が「市民と野党の共闘」をつくりだした――反原発、辺野古新基地建設許さない、TPP反対、改憲阻止、消費税反対などの一点共闘で市民、保守層と共同して、新しい運動がうまれた。こうした運動のなかで「共産党を除く」壁が無くなってきた。

 (3)「市民と野党の共闘」めぐる実状――東京都では23区のうち18区で市民連合が出来ている。千葉ではすべての区で、神奈川でもほとんどの区で結成。各地で共闘が重層的に発展し、信頼関係が結ばれている。都議選でも27選挙区で共産党候補者を他党派が支持推薦し、6選挙区で共産党が他党派、無所属候補を支持推薦した。民進党はもともと「限界」を持っているが、一番大きな野党で最後まで戦争法反対を貫いた。共闘相手としてリスペクトしたい。

 (4)「市民と野党の共闘」の今後の課題――政権合意をつめる。国民の心つかむような表現を。

 (5)革新懇運動は「確固とした展望をもった統一戦線運動の推進力」となる――一点共闘だけでなく大きな課題に取り組めるのは革新懇である。自分の頭で考え、共同をする。豊かな活動、懇談する力が支えになる。組織力が問われる。全国革新懇ニュースの普及。

 (6)全国交流会in愛知の意義と特徴――9条改憲阻止、総選挙勝利、安倍内閣打倒をかかげた「市民と野党の共闘」の発展をめざす全国決起大会として成功させる。新しい段階での統一戦線運動の発展、総選挙勝利をめざした「市民と野党の共闘」の発展について交流する。情勢と課題にふさわしい革新懇運動と組織づくりを交流する。

拡大世話人会への報告と提案

 
(1)安倍暴走政治ストップ――「市民と野党の共闘」の発展を!

 ◎すべての選挙区で「市民と野党の共闘」を草の根から拡げる
 ◎アベ壊憲阻止の危険性をえぐり、9条をさまざまな角度から改めてつかみ直す
 ◎安倍政治との闘い――アベノミクスによる貧困と格差拡大に対し、暮らしをよくし負担を減らし、医療・教育の充実をめざす。辺野古新基地建設、原発再稼働、消費税率値上げを許さない。モリ・カケ疑惑への解明・政治家・官僚などの責任追及
 ◎「支持政党なし」層などの要求掘り起し、働きかけを視野に入れる。都議会議員選挙でも投票率は51%。政治に批判的であって投票に行かない人々とつながる。ここに革新懇運動の大事な課題がある
 ◎革新懇運動の原点にかえる。

(2)全国革新懇交流会IN愛知を大きく成功させる

 ◎交流会の意義を深くつかみ、運動、組織づくりのチャンスとして取り組む
 ◎愛知として1000人以上の参加をめざす。
 ◎すべての市町村に革新懇を結成する◎交流会成功のため実行委員会を結成する。

 村上俊雄(革新・愛知の会事務室長)

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