【21.12.05】革新・愛知の会 第41回総会開催

 41回を迎えた総会は17賛同団体、18地域、3職場、個人で計57人が参加した。座長は中西八郎、蛯原京子さん。一年以内に行われる総選挙に向け、市民と野党の共闘で政権交代を目指す論議が中心となった。日本共産党、社民党、新社会党、緑の党東海の立憲政党から挨拶があった。

討論の様子

開会あいさつ
◎大島良満代表世話人
 コロナ対策をはじめにぴしゃっとやっとけばこんな事態にはならなかった。この一年、必ず政治決戦を迎える。新しい政治を創るために野党の連合政権を創ることが求められる。そのための論議を期待したい。

政党からの挨拶

◎すやま初美日本共産党県副委員長
 7区で街宣中、「支持者ではないが、コロナはひどい、政権交代が大切だ」と声がかかった。12月10日、市民の会主催で森本氏(立民)と懇談することに。この間の取り組みを見れば要求をまとめて声を上げれば要求が実現することは可能だ。
◎平山良平社民党県副代表
 7区で立憲民主党が身を引くことが野党共闘の実現につながる。身を引くことが共産党のためではなく日本のために必要だ。このままでは最低賃金は1500円(日給)にいかない。働くものがまっとうに暮らせるには最賃アップがどうしても欠かせない。
◎保田泉新社会党委員長 新社会党は今の政治に緊張感をつくりたい。アベ・スガ政治は国民を大切にしていない。韓国憲法第一条には主権は国民から出てくるとなっている。日本では第一条は天皇が規定されている。コロナ対策では建物はすぐつくれても看護する人は一挙につくれない。
◎尾形慶子緑の党東海代表
 若い人の中では維新の会がもっとも革新的で共産党がもっとも保守的と思っている。今、気候変動への対応として2050年までに炭素ゼロ、30年までにガソリン車ゼロがうたわれているが原発新設が入っている。緑の党は野党共闘に力を尽くしたい。 
(2)運動方針案(予算も含めて)の提案ーー村上俊雄事務室長(5Pの囲み記事に)

(3)討論から(テーマ別に編集)

《市民と野党の共闘を中心に》

岩中正巳日本共産党愛知県委員長――臨時国会の首相指名選挙で新立憲民主党枝野代表から政権交代で連携したいと首相指名での協力要請があり、野党連合政権を実現するということで協力した。中央レベルでは野党共闘で政権合意している。県内では立民県連の結成が遅れたが立民とも協議した。前回、私たちは1、3、5、7区で候補者を降ろした。しかし、相互支援で臨みたい。年内、協議を続け、共闘の実現をめざしたい。
 
石川勇吉(碧南)――前回、政策づくりを行い候補者事務所を回った。共産・新社、社民とも学習会を行った。月一回、5市から集まって13区市民連合をつくった(10/9)。政策づくりを行う。(1)革新懇のない所(知立、西尾)につくる (2)地域での共闘を進める (3)トヨタに対抗して市民がまとまるなど。

加藤尚雄(豊田革新懇)――11区野党共闘を進める会を結成した。統一候補づくりをめざす。(1)コロナ対策の要請はがきを出す (2)PCR検査を実施するよう行政に求める (3)私は心不全、人工透析中。革新懇として行動しなければ、自らのいのちが守れない。

見崎徳弘(瑞穂区)――4つの区の革新懇が毎月論議して共闘組織をつくることに前進。共闘の候補者が希望の党へ。この不信をぬぐう努力を積み重ねてきた。(1)牧義夫氏は5回共同街宣に立つ (2)我々のつくった政策(リニア、原発、カジノNO)に全面的に賛成と返事。

西村秀一(緑平民懇)――11月14日、白土街道、5か所でスタンディングを行った。88名が参加。近藤昭一立憲民主党国会議員も参加。3区として政策づくりを行ってきた。アンケートを組織内、街宣でも集めた。原発再稼働、消費税率引き下げでまとまり切れていない。要求をもとに訴えたい。

《改憲NO!核兵器禁止条約成立、コロナ》

石田邦芳(岡崎革新懇)――革新懇が架け橋となって戦争法廃止する会などをつくってきた。九条の会、社民、新社会党なども参加。毎月一回、地域署名に二人一組で行っている。「こんな運動が岡崎にもあったのか」と署名が待たれていたことも。時々のチラシも用意する。野党共闘で学習会を2月に行う。

沢田昭二(代表世話人)――中学時代に被爆し学生時代から原水爆禁止運動に取り組んできた。来年1月22日に国際条約としては発効する。運動の成果であり、心が躍っている。世界政治の構造が変わる。国民世論も7割が賛成。この国の政治を変え、日本も条約に加わるようにさせたい。

菊池竹美(鉄鋼革新懇)――連合が地域の人と一緒になって政治を変えようということになれば政権は変わる。私たちは佐々木憲昭さんを招いて講演会をもった。45人が参加した。職場の中に革新の力を強めようと確認し、地域でもどう革新懇をつくるのかを話し合っている。

大山晴久(県職トークの会)――昨日、県庁前ではじめてビラ配りをし、8人が参加。コロナの関係で受取は悪かったが230部手渡し、やっと配布の協力体制ができた。いつまで続くか、気力、体力次第だ。連合政権ができるまで頑張りたい。

山本晃子(青年ネット)――青年ネットは昨年12月にパレスチナ情勢を学ぶ学習会、今年8月
のコロナ禍での権利について学ぶオンライン学習会を企画。来年は気候変動をテーマにしたオンライン学習会を計画している。

知崎広二(愛労連議長)――コロナによる派遣切り相談で、愛労連はいまメジャーなメディアに出るようになった。野党共闘での選挙を組合員にどう訴えるかが問われる。連合愛知とも最賃に限っては話し合うことになっている。自由民主党の幹部とも最賃では意見が一致している。

山崎紀雄(緑平民懇)――市内の医療、介護施設ではコロナとの対応で疲弊。コロナの感染症の広がり、重症率の高まりが迫っている。この事態を変えることが大切だ。政治を変えるため投票率を高めることがカギだ。選挙に行かないと貧困・格差が改まらない。

閉会あいさつ
◎田辺準也代表世話人
 40周年にふさわしい総会となった。革新懇の掲げる「3つの共同目標」がいまやすべての人々を結集することが可能になりつつある。ニュースの拡大は革新懇運動の基礎を形づくることになる。
 来年は国民が主人公の政治をつくろう。

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