県革新懇ニュース−この人に聞く

【18.04.10】瀬川あすかさん(STOP改憲ママアクション@愛知共同代表)―子どもたちに憲法のある社会を手渡したい

政治が変われば生活が変わる

  瀬川 あすかさん

1976年生。春日井市在住。名大法学部(森ゼミ)卒。STOP改憲ママアクション@愛知共同代表。平和・いのち・くらしのために野党をつなぐ市民アクション@愛知6区よびかけ人。三児の母。

自由でいさせて

 原点は小学校のとき。学校にポシェット持ってきてはダメというルールがありました。私はハンカチとティシュいれるものがないと困るし、そんなルールおかしいと思って、ポシェット持ち続けたんです。頑固な子どもですよね(笑)。中学校ではさらに校則が厳しくて、ありとあらゆることが決まっていた。制服の着方、靴下、鞄、ナップサック、雨合羽。自由になりたかった。だから自由な校風の名古屋市内の高校に進学しました。毎日一時間かけて満員電車も我慢して通いましたよ。でも「世界がひらけた」感覚がしました。意味のないルールに縛られたくない、自由でいさせてという思いが強かったです。

憲法ってすごい

 世の中は法律というルールで動いているのだから、ちゃんと知りたいと考えて法学部に進学。一年生の憲法の授業が森英樹先生だったんです。その授業で目からウロコ!「憲法、いいじゃん!」って。自由でいさせて、邪魔されたくないと私が思っていたことは、権利として本来持っているもので侵されてはいけないものなんだと学びました。日本国憲法っていうこんなにいいものが日本にはあるんだって思いました。その後も森先生の憲法ゼミを選んで学びました。

私も動かなくては

 大学卒業後は働いて、結婚して、子育てしてと、本当に普通に生活していましたが、2013年に自民党改憲草案が出て、内容に衝撃を受けました。 
 その後、特定秘密保護法が出されて「これはヤバい」と。安倍さんは草案を本気で実現させようとしていると、何かしなければと危機感を持ちました。
 その頃に春日井市に引っ越してきて、ネットで春日井9条の会を見つけました。子どもも小さいし、何もできないけど賛同だけならとネットで賛同申し込みをしました。ネットで30代の主婦が申し込みしてきたのがよほど珍しかったみたいですけど(笑)、2015年の安保法制の時に、事務局の方から集会でのスピーチを頼まれました。当日会場にいってびっくり。春日井市民会館が満席なんです。「同じ思いの人がこんなにいるんだ。私も動いていいんだ」と一歩を踏み出す勇気になりました。
 今は、STOP改憲ママアクション、市民アクション6区などやっています。 安保法制の時まで、そうは言っても人任せだったのですが、春日井には子育て世代で活動している人がいないと聞いて「これはいかん」と思い積極的に活動するようになりました。

9条は変えないで

 ママやパパは一生懸命、子育てしています。この子達が少しでも生きやすいようにと。でももし憲法が変わったら、戦争になったら、その頑張りは全部「無」になってしまう。普段、「思いやりをもって」とか「友達をいじめてはだめ」とか教えているのに、戦争になったら真逆の価値観になります。「国のために人を殺すんだ」と。そんなこと私は教えられないし、教えたくない。実際70年前にはあったのだから、今ありえないと言い切れないですよね。
 憲法は本当に変えてほしくないんです。特に9条は。子どもには、憲法がある社会をそのまま手渡してあげたいという思いが、いまの原動力です。

安倍改憲NO!

 安倍さんの言っていることって一聴するとよさそうに聞こえる。「頑張っている自衛隊が違憲状態ではかわいそう」「加憲では変わらない」と。でも、そうじゃない。これまでの「自衛隊=災害救助」のイメージではなくなります。海外に派兵できるようになったら自衛隊員は危険な状況にさらされる。実際、防衛予算は安倍政権下で毎年増えているし、戦争したい、軍隊つくりたいっていうのが透けてみえる。そんな人には改憲してほしくないです。
 改憲も発議されたら、大キャンペーンをはってきますよね。なにがなんでも勝ちに来ると思うんです。発議させないことが大事で、そのために今、頑張らなくてはと思っています。

まともな社会をつくりたい

 日々の生活と子育てに追われてママたちは社会の状況に疎くなりがちです。でも子どもに関わる一大事とわかれば、絶対に動く。大事なのはきっかけです。ママたちの意識が変われば世論も動く、可能性は無限大ですよ。政治が変われば生活が変わるってことに気づいてほしい。「安倍政権になって生活よくなった?」「改憲よりもやることあるでしょ」と言いたい。まともな社会を作りたい。そのためにまともな政治家を送り出さなくてはと思っています。

夫の協力に感謝

 こういう活動をするようになって、夫の協力には本当に感謝しています。夫は在日朝鮮人3世なので社会の動きには敏感です。「自由を邪魔されたくない」の思いが同じなんです。夫には選挙権がないし、仕事もあるのでその分も頑張りたい。私の力の源です。

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