〔緊急声明〕日本航空の県営名古屋空港路線撤退は容認できない。路線の存続を。
日本航空は、4月22日、愛知県営名古屋空港に就航している子会社ジェイエアの9路線を2011年春までにすべて廃止する計画を愛知県に伝えた。
名古屋空港に就航する民間定期便は、ジェイエアの9路線しかなく、完全撤退は地域経済や利用者、関連会社労働者の配置転換なども予想され、到底容認できるものではない。
ジェイエア本社は名古屋空港内にあり、愛知県は同社に対して、着陸料や事務所使用料を大幅に値引きし路線維持に協力してきた。また利便性の高い名古屋空港は需要予想を上回る数少ない空港の一つである。
名古屋空港は、中部国際空港開港に伴い、2005年2月に県営名古屋空港になった。国際線、国内線の大部分が中部国際空港に移管され、滑走路を共同使用している航空自衛隊小牧基地機能が強化されるのではないかとの地元自治体の懸念をなくすため、県が国から滑走路を購入し、小型機とビジネス機の専用県営空港として存続させた経緯がある。
私たちは、愛知県、春日井市、小牧市、豊山町、名古屋市が一体となって、国と日本航空に対して現行路線の存続を強く求める行動をひき続き要求する。
また私たちも存続を求める行動を国及び日本航空に対しておこなうことを表明する。
2010年4月22日
自衛隊小牧基地強化反対、
県民本位の県営名古屋空港を求める会