―― 8月下旬~ 尾鍋・久保・見崎の3人が区内4市議を訪問して懇談
(1)河村市長「議会解散」署名を開始
河村市長は8月末、支持者をたきつけて「市議会解散・リコール」めざす直接請求署名に乗り出しました。期間は9/27までの一カ月。目標は法律が定める市内有権者の1/5強=36万6千筆超で、集まれば年内に住民投票となり、賛成過半数なら40日以内に市会議員の選挙です。市長は2月初めに知事選・市議選・市長選の「トリプル選挙」をやって市会を自分の意のままになる議会に改造する鼻息、まさにファッショ的な議会改造です。
(2)知られていない問題点
リコールの理由は「(1)市民税10%減税、(2)地域委員会継続、(3)議員報酬半減(800万円に)」という市長公約の実現を阻む市議会を解散し、河村支持が多数の議会に変えようというものですが、朝日新聞やメ―テレはじめマスコミ報道が偏っていてほとんどの市議が一致して反対している理由もまともには報道されないこともあって、市長の主張の問題点は知られず、世論調査では「河村支持」が多数派。共産党の県委員会にも「なぜ市長を支援しないか?!」と電話がかかる状況だといいます。
(3)瑞穂区革新懇、8.10学習会(名ブロ)
こんな中で瑞穂区革新懇は8月の拡大世話人会に榑松愛労連議長を招き、河村市政の問題点を学ぶ「ミニ学習会」を行ないました。
(4)瑞穂区革新懇、区内4市議と「懇談」
また8月下旬には市長の暴走を止めるため区内4市議(民主・渡辺房一、自民・藤田和秀、同・前田有一、公明・林孝則の各氏)に「懇談」を申し入れましたが、みな快く応じて下さり、8/17前田、8/25渡辺、9/3藤田、9/8林市議の順に4市議全員と懇談ができ、概要、以下の見解を聞くことが出来ました。
<●「市長の暴走」止めるカギは――?>
― 以前は議会にも問題があったが、河村市長になったあと反省し猛勉強。政務調査費の公開、費用弁償廃止、「議会改革」に向けた議会基本条例制定、市民向け説明会など着実に「改革」をすすめてきた。これは「河村効果」。市長の功績といってもよい。
― だが市長は「ワシに反対する議会はいらん」と独裁者。話し合う姿勢がない。看板の「市民税10%減税」も「金持ちナシ」の約束に頬かむり、金持ちと大企業優遇で半数の市民は恩恵0だ。しかも減収による財政難で福祉・保育を削り国保料は上げるなど庶民へのしわ寄せは大変。だから議会は「減税は当面1年」のタガをはめたのだがマスコミはそこを報道せず「減税○か×か」と煽る。騙されてはならない。
― 市民には事実を正確に伝えることが重要だ。市会は73/75名が反河村。金を出し合って広報ビラも出し、栄で統一街宣もやり、超党派のシンポも検討する。もちろん個人後援会の会員にも訴えるし、呼んでもらえるならどこにでも話に行く。地域で自主的な勉強会や話し合いも広げてほしい。事実を丁寧に知らせる――これが暴走市長を止めるボデ―ブローになる。
(5)住民に事実を知らせよう!
「懇談」申入れはタイムリーでした。林市議がご近所を200軒訪問、辻立ちも継続中と言われたのにも感銘をうけました。(文責:見崎徳弘)
「瑞穂区すすめる会」、8/26学習会・市政報告会
8月26日(木)、「瑞穂区うるおいのある街づくりをすすめる会」(略称:すすめる会)の主催で「区長要求学習会」と緊急市政報告会が開かれ、参加各団体から区長要求の説明がされたあと、山口議員から市政報告を受けました。
山口議員は、いま行なわれている「議会解散・リコール」運動は市長のリードで進んでいるが、実質は河村市長が立ち上げた政党「減税日本」がやっており、来たるべき市議会選挙に備えた布石ではないかと思われる。と同時に、市長がやっていいことなのかという基本的な問題があると述べられました。また署名の内容として (1)減税の継続、(2)地域委員会の継続、(3)議員報酬減額をあげているが、どれをとっても正当性が疑われる。このことを広く市民に知らせていくことが重要と話されました。
そのうえで、いま市長がやらなければならないことは市政を停滞させることなく、市民の切実な要求に誠実に応えていくことだとまとめられました。
報告を受けて「すすめる会」として河村市長の不当性をつく宣伝活動をすすめると同時に、秋には「革新市政の会」が要請する「市民生活アンケート」にとりくむこと、各種署名にとりくみ、要求実現に努めることを確認しました。
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●その後「すすめる会」から「議会解散・リコール」運動の不当性をつく宣伝行動の呼びかけがありました。革新懇の会員のみなさんも、できたら参加願います。
→9月17日(金) 朝7:30~と夕方6:00~
=(それぞれ1時間程度)
場所=新瑞橋BT(朝夕)、名鉄堀田駅前(朝)
<事務局長・尾鍋昭彦>