【12.02.07】「非同盟」が共通項 福田秀俊さん(安保廃棄愛知県実行委員会事務局次長、革新・岡崎の会代表世話人)

 10年、20年、30年という単位で世界を見ると、ソ連がなくなり、アメリカの一国支配も揺らぐように変化しています。ところが、日本のマスコミから伝えられるのは、圧倒的に「アメリカの窓」から見た情報で、相変わらず、アメリカ絶対優位と見えます。
 革新懇の「3つの共同目標」の3番目は「日米安保条約をなくし、非核・非同盟・中立平和の日本をめざします」です。
 日本AALA(日本アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会)は、非同盟運動を日本で具体化するにあたり、アメリカの干渉と抑圧の国際秩序を許さず、民主、公正、平和な国際秩序をめざしています。
 非同盟運動の源流は1955年のバンドン会議に発し、非同盟諸国首脳会議加盟国は、今や、国連加盟国194か国中120カ国、オブザーバー国が18カ国を占めるまでに至っています。大国からの自立をめざして、民族自決権実現と核兵器廃絶をめざす国際的潮流をつくっています。その加盟資格基準のひとつが、「大国間対決の関連で締結された軍事同盟の一員でないこと」です。日本で非同盟のポイントは日米安保です。
 「アメリカの窓」からではなく、「世界を知って日本を変えよう」とする日本AALAは、広い視野と長い歴史の視野を持っています。革新懇運動と共通項がありますね。

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