持続可能な未来を子どもたちに手渡す努力をし続けたい!
震災後、福島から自主避難した家族との出会いがきっかけで、子どもたちを守りたいと講演会や脱原発集会、福島支援活動をしてきました。官邸前デモや名古屋金曜デモなど、原発いらないの声は大きく全国に広がりました。それだけに衆議院選挙の自民党圧勝にはがっかりです。
「脱原発で平成デモクラシーをおこそう!国防軍になると戦死者もでて徴兵制も復活、息子を兵士にしないためにも選挙に行こう!」とツイッターで呼びかけましたが、経済復興や雇用促進に期待した人、または迷って棄権した人が多く脱原発票も分散してしまいました。
日本は もうだめ、パスポートを家族分用意して子どもは海外で暮らす能力つけさせる、という友人もいます。ドイツやイタリアはフクシマに学び脱原発に踏み切ったのに被爆国の日本として歯がゆい思いです。 日本人は ディベートに慣れていないしマスコミ情報も偏りがあるので、ママたちの語り場を増やしていきたいです。
TPPも自給率下がり医療や雇用もアメリカ言いなりになる危険な法案。私たちはもっと学び良心とモラルがある政治家、科学者、経済界と協力し、平和を守り脱原発を進めなければいけません。
福島の子どもたちは今も時間制限で遊び、甲状腺に4割異常があるのです。「美しい日本」の影に若者の死体が累々とある時代に戻らないためにも、持続可能な未来を子どもたちに手渡す努力をし続けたいと思います。
*安保成子さんは、2011年11月号インタビューに登場して「卒原発で子どもたちに手渡す未来を、希望あるものに」と語っていただきました