【18.09.10】瀬川あすか(STOP改憲ママアクション@愛知共同代表)

生き方の多様性を認めること みんなが生きやすい社会への第一歩

 
 この原稿を書いている今日は、子どもたちの夏休み最終日。そして、夏休み明けが18歳以下の若者の自殺が一番多い時期だといいます。今、学校に行けない自分を責めている子どもが多くいると思うと居ても立ってもいられない気持ちになります。

 子どもたちにとって、およそ世界は「家」と「学校」だけになりがちです。学校でいじめなどトラブルが発生すると、もう世界が終わるような状況に追い込まれます。本当は外には広い世界が存在していて、学校はほんの小さな社会なのですが、学校システムに組み込まれている子どもには気づきようがありません。自分の中学時代を振り返っても、家と学校・部活が世界のすべてで辛い時期もありました。親になり、自身の反省から、子どもたちが学校以外の世界も持てるよう子育てしています。

 では、子どもが学校に行きたくない、と言ったらどうするか?

 そもそも学校に行かなければいけませんか?フリースクール、在宅学習など学びの選択肢は様々あります。 

 同調圧力に満ち、ブラック校則が蔓延する学校から飛び出すことで見える世界があります。

 大人が子どもを丸ごと認め、生き方の多様性を認めることが、みんなが生きやすい社会への第一歩。

 生産性で人の価値をはかるなんて言語道断です。

 言葉ほど簡単ではないでしょうが、私は「学校に行かなくても大丈夫、好きなこと見つけよう」と子どもを後押ししてあげたいです。

このページをシェア