9月末、朝ドラ「らんまん」が終了しました。主人公のモデルになった牧野富太郎さんは、こんな言葉を残されました。「何時までも生きて仕事にいそしまん。また生まれ来ぬ、この世なりせば」。
この9月、平和を愛し、人を愛し、果敢に闘い続けてこられたお二人が、相次いで旅に出られました。
大島良満さん。暑い8月、戦跡めぐりの参加者を引率して、戦時中には空襲を防ぐために黒くぬられた名古屋市役所本庁舎の時計塔を案内されていた姿が目にうかびます。
西村秀一さん。人が幸せに生きることを、どこまでも追求され、文字通り、生涯現役を貫かれた気がします。
お二人の対極にいる岸田政権。物価高騰のなか、国民が日々の暮らしにあえいでいるときに、何をおいても権力の行く末が最優先です。誰しも限りある命。一人ひとりが人らしく生きることが出来る社会を思い描きながら、自分ができることをしていけたらと思います。(革新・愛知の会代表世話人 蛯原京子)