【23.09.10】新日本婦人の会会長 佐々木ゆかりさん

給食は教育、子どもたちの権利!無償化はみんなの願い

 コロナ休校による給食停止により、給食の重要性が再認識されました。保護者の低所得、子どもの貧困が広がる現在も、子どもの健康と命を守る役割を担っています。子どもたちが食べる給食。真っ先にそこに予算を使い、農薬などに汚染されていない安全な食材が提供されることは、子どもの権利です。日本は給食を教育の一環ととらえています。だからこそ食材費は教科書無償と同じと考えるべきです。
 名古屋市の小学校給食費は一カ月4400円。年間約5万円です。その他に、ドリル、ワークブック、笛、鍵盤ハーモニカ、修学旅行費、上靴、体操服、文房具など子どもを学校に通わせるための費用は大きく、憲法26条の「義務教育は無償」は程遠いのが実感です。
 新婦人愛知県本部は、「学校給食の無償化を求める会」を他団体とともにたちあげ、名古屋市議会への「学校給食無償化を求める請願署名」と愛知県への「学校給食無償化補助金の創設を求める署名」運動にとりくんでいます。また全国で新婦人は、文部科学省に「国の責任で給食無償化、有機食材を」と要請。国が4400億円出せば小・中学校給食の完全無償化が実現できる!軍事費43兆円の1%ちょっとで可能。『ミサイルより学校給食を無償に!』をみんなの願いにしていきます。
 夏休みが終わり子どもたちは2学期が始まりました。新婦人は第31回全国大会(11/4)に向け仲間づくりの秋です。「核戦争の流れを何としてもくいとめ、要求実現へどこでもがんばる新婦人、いま大きく!」とみんなで力をあわせます。

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