近ごろ思うこと
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【16.04.10】疎外する社会があるべき名古屋の姿だろうか― 裵明玉(弁護士)
3月4日、河村たかし名古屋市長は朝鮮民主主義人民共和国の核実験などを理由として朝鮮学校に対する補助金の執行を停止すると表明した。外国人住民の支援団体や愛知県弁護士会から、朝鮮学校の子どもたちの教育を受ける権利は外交上の理由で害されるべきで…
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【16.03.10】平沼 辰雄さん(おひさま自然エネルギー株式会社代表取締役)―平和・平等・安心できる暮らしがあってこその経済へ
民意に反し、数を頼りに強行する政策!おかしな日本と思っているのは私だけではないはずだ。 自然エネルギー100%以上自給市町村52ヶ所、うち食料自給率100%以上の自治体(北海道、東北、九州)28カ所、水と火の国の資源を生かし、小水力、太…
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【15.12.21】TPP大筋合意――予め排除される民主主義 岩月浩二(弁護士)
TPPの正文は英語と、スペイン語、フランス語である。TPP参加国の大多数は英語圏の国であり、これにスペイン語を加えると大半の国では、参加国の国民は母国語で条文を読むことができる。 日本は、交渉参加国中、第2位の経済規模の国であり、日本抜…
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【15.09.10】佐藤毅さん(元東京新聞編集局長)―真実の報道に徹しなければ
最近、権力者の発する言葉がとみに「空疎」に感じられてならない。折角の国会中継なども、まったく真実性が感じられず、空しくなって切ってしまうことが多い。 昔から「政治的発言」と言って、政治家の発言はあまり信用できないものとされているが、それ…
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【15.04.10】事欠かないハラスメント裁判や事件―ハラスメント防止意識の低さ
名古屋北部青年ユニオン・原田芳裕 ここ数年、ハラスメントに関する裁判や事件が事欠かない。東北のある村では、村長が提訴され、不信任案が可決され、議会が解散という状況になり、大阪では民間登用された大阪市教育長が、パワハラをしていたということで…
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【15.02.10】被爆・戦後70年―〈反核・日本の音楽家たち〉名古屋事務局・若尾真理子
1982年に「世界中から核兵器をなくそう」と日本中の音楽家たちが立ち上がって〈反核・日本の音楽家たち〉が結成されました。名古屋では、この呼びかけにすぐ〈反核・日本の音楽家たち〉名古屋が結成され、2007年まで毎年グローバル・ピースコンサー…
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【15.01.10】『信任』で異論許さぬ道を憂える―川村範行
川村 範行(名古屋外国語大学特任教授/日中関係学会副会長) 総選挙で自民が圧勝し、与党が議席3分の2を維持した。選挙前とほぼ同じ状況で、何も変わらないのか。いや、違う。2年前に自民が政権復帰したのは民主党政権への失望と反動からだったが、今…
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【14.11.10】秘密保護法許さない広範な自覚的運動―憲法、国際条約を武器に
弁護士・中谷雄二(秘密保全法に反対する愛知の会協同代表、愛知県弁護士会秘密保全法制対策本部副部長) 安倍政権は、国民の生命と暮らしを根底から覆す政策を次々に打ち出してきている。 今国会の質疑で、安倍首相は、集団的自衛権行使の根拠となった…
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【14.08.10】憲法の基本理念である「平和主義」を破壊する危険
梅村忠直さん(弁護士・元自民党県議) 政治の劣化、社会全体の劣化が進行している。 本質的論議を置き去りにし、「選挙」を手段から目的に転化した「政治家」ならぬ「政治屋」、本来の責任を果たさない政党、そして、政治を自らに関わる問題とは考えず…
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【14.06.10】ホントに怖いTPP―岩月浩二(弁護士、「TPPを阻止する国民会議」世話人)
日本は、米国のTPP交渉参加の承認を得るのと引き換えに非関税障壁に関する日米二国間並行交渉を行うことを約束した。「非関税障壁」というのは簡単に言えば、暮らしの仕組みだ。 これによって何が起きているか、ほとんど知られていない。 すでに食…