近ごろ思うこと
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志賀原発での想定外のトラブル――早急に規制基準の見直しを 藤川誠二さん(弁護士)
2024年は年始から大変な震災、事故が続きました。お亡くなりになられた方やそのご家族、関係者の皆さまには、心よりご冥福をお祈りするとともに、被災者の方々には一日でも早く落ち着いた生活が取り戻せることを願っています。 今回の地震では、最大約…
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金城美幸さん(立命館大学生存学研究所客員研究員)
パレスチナ問題の根源にあるもの 10月7日にハマースがイスラエル領内を襲撃し、民間人を含め約1400人を殺害した。多くの人はこれをテロと呼び恐怖したことだろう。 同時に、イスラエルの報復攻撃に驚愕した人も多いだろう。220万人のガザ住民が…
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緑の党東海共同代表 尾形慶子さん
気候危機に取り組む 「グリーンニューディール」 ~西村秀一さんの 遺志をつないで~ 「シンプソンズ」というアメリカのアニメがある。10歳の息子が「今年の夏は、僕の人生で一番暑い。」と言うと、父が「おまえの残りの人生で一番寒い夏になるよ…
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【23.09.10】NPO法人チェルノブイリ救援・中部 河田昌東さん
放射能汚染水の 海洋放出を許さない! 東京電力は8月24日から放射能汚染水の海洋放出を始めた。これまで貯まった汚染水の量は136万トンに及ぶ。この汚染水には860兆ベクレルもの膨大な量の放射性トリチウム以外にストロンチウムやセシウムなども…
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【23.06.10】弁護士・北村栄さん 巨大ローファームと最高裁の癒着
私は、50年前の名大1年時に薫陶を受けた梅津済美教授の影響で、7年前に福井の40年超の老朽原発の廃炉訴訟を名古屋地裁に提起をし、原発のない社会を目指している。 原発訴訟は、他にも故郷等を奪われた人々の損害賠償訴訟がある。その最高裁判決が…
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【23.05.10】阪井芳貴さん/名古屋市立大学名誉教授・沖縄県美ら島沖縄大使
沖縄「捨て石」への不安――ヤマトゥンチュは真摯に自分事として受け止めるべき 13年前にインタビュー、3年前に「近ごろ思うこと」に登場しましたので、本紙には3度目となります。私は90年代初めから、ずっと沖縄とヤマトとの間にある溝や壁をどのよ…
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【23.04.10】フリーライター 白井 康彦さん
生保裁判、勝訴続く 裁判をあきらめさせる運動へ 生活保護基準をめぐる「いのちのとりで裁判」が2014年以降、全国29地裁で提訴されました。原告側から見ると、地裁の勝敗は3月28日時点では7勝9敗です。2022年5月上旬までは1勝8敗…
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【23.03.10】金城 美幸 中京大学・愛知学院大学等非常勤講師(パレスチナ研究)
力による現状変更は 許さない! トートバッグで連帯を示そう! ロシアによるウクライナ侵攻から1年。岸田首相は「力による現状変更は許さない」と繰り返すが中東に携わる者には虚しく響く。21世紀の国際秩序は、米国が中東で始め日本も参加した対テ…
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【22.11.10】樫村 愛子さん/愛知大学教員
宗教・文化・政治に真正面から取り組んでこなかった日本社会 旧統一教会の宗教法人解散(法人格取消)については宗教学者の島薗進も賛同人になっているが、私もこれまでの活動や現対応の酷さに対し宗教的特権を外すべきと思う。 思い出すのは1995…
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【22.10.10】久保田貢さん (愛知県立大学教員)
政治は誰のために あるのか。 私たちが正さねばならない。 地方に行くことが増えた。講演仕事のついでに戦争関連のモニュメント等を観に行くからだ。どこに行っても過疎地の衰退が激しい。国が第一次産業への支援を怠ってきたので、農林水産業で生業を続…